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主観情報処理研究所

経営情報システム:エンタプライズアーキテクチャ(最終更新:2015/12/06 16:33:44 JST)

エンタプライズアーキテクチャ

情報システムの企画段階から,ビジネス戦略(ビジネスモデル)とそのビジネスを実現するためのシステムやITインフラまでを統一したアーキテクチャ(構造)としてデザイン(設計)していこうという考え方がエンタプライズアーキテクチャという取組である.目的は複雑化したシステムを階層化された要素に分解して表現し,それらの要素と全体との関係,あるいは要素間の関係を明確にすることで,システム全体の的確な理解を助けるための見取り図を与えることにある.

エンタプライズアーキテクチャの階層構造

エンタプライズアーキテクチャの基本的な構造は階層構造として表されることが多い.

  1. ビジネスアーキテクチャ
  2. 情報アーキテクチャ
  3. 情報システムアーキテクチャ
  4. データアーキテクチャ
  5. ITインフラアーキテクチャ

下になるほど基盤に関するアーキテクチャになる

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ザックマンのフレームワーク

エンタープライズアーキテクチャを記述するためのモデルを作成するために,ザックマンは次のような分類手法(フレームワーク)を提案している.縦軸では企業のトップからIT部品製造者までシステムを実現化するために関わる人々の階層の視点による分類を行い(5段階),横軸では実際に作り上げられる対象を抽象化して分類する(6段階).合計30の組合わせに対するモデルを作成することがアーキテクチャをまとめることになる.

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