経営情報システム:戦略の選択基準の理論(最終更新:2015/12/06 16:33:44 JST)
自分が採用する戦略を選択するときには,候補となる複数の戦略を計画し,その中から何らかの選択基準により,もっともよいと思われる戦略を選択することが一般によく行われる.ただし戦略の評価は,相手の取りうる戦略,あるいは取り巻く状況により変化することが多い.このとき次の2つの選択基準の評価法が用いられる.
決定表(デシジョンテーブル)あるいは決定木(デシジョンツリー)は,相手の戦略あるいは未来の環境条件などの変化などの起こりうる状態の中で,戦略の選択に影響を及ぼすものを取り上げて,それぞれの組合わせに候補となる戦略を対応させて整理する方法である.
決定表の例:1死走者3塁次打者投手の場合の戦略の選択
得点差:僅差 | X | X | |||
得点差:大勝ち | X | X | |||
得点差:大負け | X | ||||
打者の投手:好投 | X | X | |||
打者の投手:不調 | X | X | |||
戦略:犠打(スクイズ) | Y | ||||
戦略:適当に打て | Y | ||||
戦略:代打 | Y | Y | Y |
決定木の例:1死走者3塁次打者投手の場合の戦略の選択 次打者の戦略 ┬ 得点差:僅差 ┬ 打者の投手:好投 ─ 犠打(スクイズ) │ └ 打者の投手:不調 ─ 代打 ├ 得点差:大勝ち ┬ 打者の投手:好投 ─ 適当に打て │ └ 打者の投手:不調 ─ 代打 └ 得点差:大負け ──────────── 代打このサイトに関するお問い合わせは,連絡先のページをご覧ください.