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主観情報処理研究所

経営情報システム:ITを活用した新しいビジネス(最終更新:2015/12/06 16:33:44 JST)

ITを活用した新しいビジネス

ITを活用したビジネスの例

ITやインターネットが普及するにつれて従来はなかった新しいビジネスが創成されている.ここでは関連する用語を紹介する.

POS(Point of Sale)
スーパーやコンビニエンスストアなどの小売業で,商品の販売データを1品単位で情報収集し,コンピュータで一元管理するシステム.販売時点情報管理とも言う.既に触れたデータウェアハウスと連携することで,例えばある商品が売れる条件を見いだしたり,同じような商品の販売実績の分析を行うこともできる.
ECR(Efficient Consumer Response)
POSデータをもとにして将来の需要予測を行い,できるだけ各店の品ぞろえを顧客の要望に沿ったものに改善するしくみ.
EOS(Electronic Ordering System)
企業間のオンライン受発注システム.スーパーマーケットなどの小売店舗の受発注業務の効率化などに使われる.各店舗内で発生する発注,仕入れ,請求,支払などの各種業務をコンピュータで一元管理し,小売店の端末から本部・卸売店などへネットワーク経由で発注を行なうことにより,迅速かつ正確な発注作業が実現できる.EOSを導入することにより,従来の帳票でのやり取りに比べ,発注から納品までのリードタイムの短縮や多頻度納品などを低コストで実現することができる.
B2B(Business to Business)
電子商取引の1つの形態.インターネットとウェブブラウザを利用して,企業間の受発注を行うしくみ
B2C(Business to Consumer)
電子商取引の1つの形態.インターネットとウェブブラウザを利用して,企業と個別の顧客の間で受発注を行うしくみ.例えば楽天市場などはこの形態に該当する
C2C(Consumer to Consumer)
電子商取引の1つの形態.インターネットとウェブブラウザを利用して,個人間で受発注を行うしくみ.例えばYahoo!のオークションなどはこの形態に該当する
BTO(Build to Order)
注文を受けてから製品の組立てを行って出荷する受注生産方式.従来の少品種大量生産方式に対して,顧客ごとのニーズに対応したカスタムメード製品を供給する多品種少量生産方式.B2Cを利用することにより顧客のニーズを反映することができるようになり普及してきた
ERP(Enterprise Resource Planning)
企業全体を経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し,経営の効率化を図るための手法・概念のこと.企業資源計画と訳される.財務経理,販売生産,購買などの企業の企画業務を一元的に管理する考え方にもとづいてシステム化される.ERPをサポートするためのソフトウェアパッケージはERPパッケージと呼ばれ,各社から販売されている
SOHO(Small Office, Home Office)
インターネットを利用した自宅就業の形態.会社と自宅や郊外の小さな事務所をコンピュータネットワークで結んで仕事場にしたものや,コンピュータネットワークを活用して自宅や小さな事務所で事業を起こすものなどがある

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