最終更新:2017/08/12 09:52:45 JST

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TeX設定(LuaLaTeX編)

自分が作業する上での備忘録です.内容の正確さ,設定後の動作など諸々は,すべて自己責任でお願いします.
前のバージョンはパーミッションを600に変更したんで,閲覧不可です. LuaLaTeXだとあんまりOSの違いを意識する必要がないので,さっくとひとまとめ.

インストール

インストールはOSに依存する部分があるので,分けてメモ.

Windows

あべのりさんのインストーラを使えば楽ちん.インストール時にはネットに接続しておくこと.基本的には「ダウンロード」→「ダブルクリック」で必要ファイルをネットからダウンロードしてW32TeXやghostscriptなどのインストールをやってくれる.
ただし名前の「インストーラ」に惑わされないこと(笑).これはその後のアップデートもやってくれるので,たまに起動してファイルの更新をするべし(tlmgrの替わりですな).

OSX

MacTeXのインストーラをダウンロードしてインストール.余計なことをしなければ,/usr/local/texlive/2014/にインストールされる.旧版の2011がインストールされているところにインストールしたが,年度ごとのディレクトリができるので,別段悪影響なし.なお/usr/local/texlive/texmf-local/は新しいバージョンをインストールしても上書きされないので,自分で設定を変更する場合はこちらにしておくのが吉.

インストールの終了後,tlmgrで各種ファイルの更新を行っておく.ターミナルを起動して次のコマンドを入力(tlmgr自体のアップデートもやってくれる).

sudo tlmgr update --self --all

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エディタ・統合環境

OSXとWinで同じユーザインタフェースで利用したいので,texmakerを使用.メニューバーが英語になるが,別段利用にさしさわりないので放置.

Lualatexに移行したんで,texmakerの設定で自分の使っているところだけの抜粋.

Lualatex
OSX用
"/usr/texbin/lualatex" -synctex=1 -interaction=nonstopmode %.tex
-synctex=1を設定しておけばBult-in viewerのPDFとソースファイルの間で相互に当該箇所へのジャンプが有効(若干ずれる時もあるが,便利).
W32TeX用
lualatex -cmdx -synctex=1 -interaction=nonstopmode %.tex
なおW32TeXで日本語ファイル名のソースを利用したいのなら第1引数に-cmdxを指定. 環境変数のPathにC:\w32tex\binが設定されている必要あり
pbitex
pbibtex -kanji=utf8 %
Makeindex
OSX用
"/usr/texbin/mendex" -U -s list.ist %.idx
Ww32TeX用
mendex -U -s list.ist %.idx
/usr/local/texlive/texmf-local/makeindex/に自分用の索引の設定ファイルlist.istを作成(windowsと共用,ただしC:\w32tex\share\texmf-local\makeindexに読み替え).
lethead_flag 1%
letter_head 2%
delim_0   "\\hfill "
delim_1   "\\hfill "
delim_2   "\\hfill "
heading_prefix "{\\vbox{\\hbox to \\linewidth{\\gtfamily\\bfseries "
heading_suffix "\\ \\hskip\\fill}\\vskip1pt\\hrule}}\\nopagebreak\n"
symhead_positive "記号/数字"
ghostscript
OSX用のghostscriptはマスクメロンさんのところからダウンロード Ghostscript.appまでのパスを指定
"/Applications/Ghostscript.app"
Windowsだと"gswin32c.exe"のまでのパスを指定
"C:\Program Files\gs\gs9.15\bin\gswin32c.exe"
もちろんC:\Program Files\gs\gs9.15\binのpathが環境変数で設定してあればgswin32c.exeだけでよい.
PDF Viewer(Built-in viewer:ON)
OSXの場合には日本語フォントも表示させるためには,popper-dataを次のディレクトリに配置する必要あり(ダウンロードしたpoppler-data-0.4.7.tar.gzをダブルクリックしたら勝手に配置された記憶あり).Windowsだとそのままで問題なし.
/Users/pascalbrachet/poppler64/share/poppler/popper-data/

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OTFの利用

ヒラギノフォントを利用するための設定として/usr/local/texlive/texmf-local/fonts/opentype/hiragino/にシステムフォントのシンボリックリンクを作成.システムフォントはOSX Lionの場合,2カ所にあるので忘れんように.ディレクトリは予め作っておくこと.

cd /usr/local/texlive/texmf-local/opentype/hiragino
sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 Pro W3.otf" HiraMinPro-W3.otf
sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 Pro W6.otf" HiraMinPro-W6.otf
sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ Pro W3.otf" HiraKakuPro-W3.otf
sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ Pro W6.otf" HiraKakuPro-W6.otf
sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ Std W8.otf" HiraKakuStd-W8.otf
sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ丸ゴ Pro W4.otf" HiraMaruPro-W4.otf
sudo ln -s "/System/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 ProN W3.otf" HiraMinProN-W3.otf
sudo ln -s "/System/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 ProN W6.otf" HiraMinProN-W6.otf
sudo ln -s "/System/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ ProN W3.otf" HiraKakuProN-W3.otf
sudo ln -s "/System/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ ProN W6.otf" HiraKakuProN-W6.otf
sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ StdN W8.otf" HiraKakuStdN-W8.otf
sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ丸ゴ ProN W4.otf" HiraMaruProN-W4.otf

Windowsの場合もほぼ同様にC:\w32tex\share\texmf-local\fonts\opentype\Hiraginoにシンボリックリンクをコマンドプロンプトを管理者権限で起動して作成.

cd C:\w32tex\share\texmf-local\fonts\opentype\Hiragino
mklink HiraMinPro-W3 C:\Windows\Fonts\HiraMinPro-W3.otf
mklink HiraMinProN-W3 C:\Windows\Fonts\HiraMinProN-W3.otf
mklink HiraMinPro-W6 C:\Windows\Fonts\HiraMinPro-W6.otf
mklink HiraMinProN-W6 C:\Windows\Fonts\HiraMinProN-W6.otf
mklink HiraKakuPro-W3 C:\Windows\Fonts\HiraKakuPro-W3.otf
mklink HiraKakuProN-W3 C:\Windows\Fonts\HiraKakuProN-W3.otf
mklink HiraKakuPro-W6 C:\Windows\Fonts\HiraKakuPro-W6.otf
mklink HiraKakuProN-W6 C:\Windows\Fonts\HiraKakuProN-W6.otf
mklink HiraKakuStd-W8 C:\Windows\Fonts\HiraStdPro-W8.otf
mklink HiraKakuStdN-W8 C:\Windows\Fonts\HiraStdProN-W8.otf
mklink HiraMaruPro-W4 C:\Windows\Fonts\HiraMaruPro-W4.otf
mklink HiraMaruProN-W4 C:\Windows\Fonts\HiraMaruProN-W4.otf

シンボリックリンクのソースとターゲットの指定の順序が逆なので注意(笑)

mktexlsrを利用している場合は実行.

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lualatexでのエラー対策

2016/05/23:新しいエラー発生.listingsパッケージを利用する際に,デフォルトの10pt以外のフォントを指定するとエラーを発生.例えばこんなソース.

	\documentclass[a4paper, 12pt]{ltjsbook}
	%\documentclass[a4paper, 12pt]{ltjsarticle}
	\usepackage{luatexja-fontspec}
	\usepackage[ipaex-hg]{luatexja-preset}

	\usepackage{listings}
	\lstset{ language=[LaTeX]{TeX},basicstyle=\small\ttfamily}

	\begin{document}
	あいうえお

	\begin{lstlisting}
	\begin{R}
	ああああ
	\end{R}
	\end{lstlisting}
	\end{document}

吐き出すエラーは

! Incomplete iffalse;

しばらく前までは問題なく処理できたんやけど… 放置するわけにもいかず,ネットで情報を漁ったところ,どうもltjsclassesのオプティカルサイズの補正のパッチ適用のデフォルトが変更になったのが影響しているらしい.

■オプティカルサイズの補正(ltjsclasses.pdf 6ページ)
[2016-03-26 LTJ] xrealオプション指定時には,本文のフォントサイズが10pt以外の場合にオプティカルサイズの補正を行うためにNFSSにパッチを当てます。 現在のltjsclassesではこのパッチ当ては標準では行いませんが,将来どうなるかわからないのでreal,noxreal で無効化することができるようにしました。
[2016-03-31 LTJ] xrealオプションを標準にしました.

とりあえずrealを明示的に指定してやるようにすると,問題なく処理完了.

	\documentclass[a4paper, 12pt, real]{ltjsbook}
	%\documentclass[a4paper, 12pt, real]{ltjsarticle}

最新のVersion beta-0.80.0 (TeX Live 2015/W32TeX) (rev 5238) (format=lualatex 2015.10.12)に更新したところ,更新前までエラーなく処理できたソースで,次の日本語フォントの指定の部分でエラー発生.

\setmainjfont[BoldFont=HiraKakuProN-W6]{HiraMaruProN-W4}
\setsansjfont[BoldFont=HiraKakuStdN-W8]{HiraKakuProN-W6}

エラーは

<argument> \xetex_suppressfontnotfounderror:D

ググったところ,luatexja.sty の先頭に \RequirePackage{expl3}を追加すると直るとのご神託.直りました.

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情報源など

参考にさせていただいたサイト(順不同).

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このサイトに関するお問い合わせは,連絡先のページをご覧ください.
http://www.sip-ac.jp/sip/tex02.html,    2001 Ayumi Yoshikawa
主観情報処理研究所