最終更新:2013/01/05 17:15:18 JST
PDFなどで印刷せずに済ますことも多いですが,まだまだ紙に出力という場面もあります.印刷関連のTipsをメモしてみました.
[*]下へこのページのボトムへ▼ ▲[#]上へこのページのトップへ
紙の節約のため,1ページに2ページ分を並べて印刷されるようになってきました(いわゆる,n in 1).さらに紙をケチるため(笑),片面でなく両面印刷を併用することもあります(通常の4ページが1枚になります).ただここで問題なのがそのまま2 in 1で両面印刷だと「表:1→2」→「裏:3→4」と印刷されるため,小冊子のようになりません.
そこで利用されるのが,いわゆる「小冊子印刷」です.例えばA4用紙に4ページ分を印刷し,ふたつ折りするとA5の4ページものの冊子になります.このモードだと「表:4→1」→「裏:2→3」のように印刷してくれます.複合機などにはこのモードがついているのですが,普通のインクジェットプリンターではなかなかありません.と言うより,まず自動両面ユニットがありませんぜ…となることも多いのでは(笑) ですがPDF書類ならば普通の片面印刷のプリンターで小冊子印刷ができます(ひと手間いりますが).
ご用意いただくものは,Adobeから無料配布のAcrobat Readerだけです.手順は次のようになります(Windows環境の場合).
[*]下へこのページのボトムへ▼ ▲[#]上へこのページのトップへ
PDF形式の書籍を印刷するときにはまってしまいやすい落とし穴がPDFファイルの論理ページと物理ページの違いです.例えば書籍などの場合,目次があって本文という形になっています.当然本文の最初のページは「論理的には」1ページですが,ファイルで「物理的には」表紙と目次の分だけずれるわけです.混乱するので,論理ページを使用しないようにすると一部のページだけ印刷するときに間違えなくて済みます.これは次のように「環境設定」を変更してやればOKです(Windows環境の場合).
このように設定するとノンブル(印刷される冊子のページ番号)とPDFファイルのページ番号がずれているときでも,PDFファイルのページ番号を印刷範囲に指定してやると正しく当該のページが印刷できます.
ちなみに通常は論理ページ番号を使用したいが,印刷時は物理ページ番号で指定したいという御仁は印刷の「ページ指定」に「(7)-(10)」のように括弧でページ番号を囲んでやるとよろしいでしょう(笑)(図参照)