経営情報システム:IPアドレスとドメインネーム(最終更新:2015/12/06 16:33:44 JST)
IPアドレスによりインターネット上のパソコンなどの装置を識別していることは理解できたと思う.このIPアドレスはコンピュータなどには使いやすいが,人間が理解するのはたいへんである.意味もない3桁の数字4組をいくつもいくつも記憶するのはたいへんな労力を要する.そこで考え出されたのがドメインネームである.もう少し人間にとって理解しやすい形でインターネット上の住所を記述する方法だと考えればよい.IPアドレスとドメイン名の変換を行うものがDNS(Domain Name System)である.
ドメイン名の表記には,組織のネットワーク名を識別するドメイン名と,組織内のホストを特定するホスト名を合わせたFQDN(Fully Qualified Domain Name)という方法が利用される.例えば,次のように表記される.
FQDNの例: FQDN: www.konan-u.ac.jp ドメイン名:konan-u.ac.jp ホスト名: www
ドメイン名は階層構造で管理されている.先のFQDNの例を見ると,ドット(ピリオド)記号で単語が分割されていることに気がつくと思う.この1つの単語がラベルと呼ばれる.右側から第1レベルドメイン(TLD: Top Level Domain),第2レベルドメイン(SDL: Second Level Domain),第3レベルドメインのように呼ばれる.先の例の場合は,次のようになる.
各レベルのラベル:konan-u.ac.jp 第1レベルドメイン:jp 第2レベルドメイン:ac 第3レベルドメイン:konan-u
第1レベルドメインと第2レベルドメインは特別な名前が指定されているものがある.
ドメイン名の制約は次のようなものがある.
InternetExploerのアドレスに次のように入力して[Enter]キーを押してどのようになるか見てみる.
http://158.199.240.27/
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